クラフトエッセン
協議会について
About conference

本協議会は、2024年2月、オープンイノベーションで作り上げた家きん(アヒル)由来の細胞培養食品の社会受容と社会実装を実現するため、各界の高い技術力を有する企業とアカデミアによって設立されました。
細胞培養食品は、今後、世界的に逼迫が予想される食料資源における新たな選択肢の一つとして国内外で注目されており、2020年に世界で初めて培養肉の上市を実現したシンガポールを皮切りに各国における市場化の取組みが始まっております。 日本でもスタートアップ企業において、2024年、アヒル細胞由来の培養食品の試験的生産が始まりました。また、国においても細胞培養食品の上市に先立つ必須のスキームと言える安全性を確認するための手続の検討が鋭意進められております。
日本で誕生したばかりの細胞培養食品は、多くの関係者の協力と期待をいただきながら、日本の技術者が地道な努力を積み重ねて丹精に作り上げてきた新たな食資源であり、クラフトエッセン、すなわち、「手作りの食事」と名付けて、本協議会の名称にしました。
本協議会は、細胞農業協会、細胞農業研究機構、バイオインダストリー協会等の関係団体と協力しながら、国内外の情報を収集し、細胞培養食品の生産技術の高度化・安定化に取り組むとともに、各界のステークホルダーとのコミュニケーションを重ねつつ、細胞培養食品の社会受容及び社会実装を進めるための真摯な情報発信に取組みます。
そして、日本の細胞農業及び食品産業の発展に寄与し、食料の安定供給の一助になることを目指していきます。
協議会の会長挨拶
message

先端生命医科学研究所教授
清水 達也
この度、クラフトエッセン協議会の会長を仰せつかりました東京女子医科大学の清水達也でございます。
私は医学者の立場から再生医療や細胞培養の研究開発に携わってきましたが、これらの技術は細胞農業に応用できること、また、今後の世界の食料事情を考えると環境負荷がより小さい姿を目指すべきではないかと考えるようになりました。そして、将来的にはより健康的な食品の生産にもつながるのではないかと考えています。
そこで、細胞培養食品の生産、さらに、社会実装を進める際には、必ず求められる培地の低コスト化と環境負荷の低減を実現するため、高い光合成能力を持つ微細藻類を用いた循環型の生産システムの開発に取り組んできました。
2024年、日本初のスタートアップ企業により、世界初となるアヒル細胞由来の培養食品の試験的生産が始まりました。また、国においても細胞培養食品の上市に先立つ必須のスキームと言える安全性を確認するための手続の検討が鋭意進められております。
この誕生したばかりのアヒル由来の細胞培養食品は、技術者が地道な努力を積み重ねて丹精に作り上げてきた新たな食素材であり、クラフトエッセン、すなわち、「手作りの食事」と名付けられて本協議会の名称にしました。
日本のみならず世界における食資源の一つとしての可能性を拓くためには、解決すべき課題が数多くあると認識しておりますが、細胞農業協会、細胞農業研究機構、バイオインダストリー協会等の関係団体やアカデミアと協力しながら、これらの課題を一つ一つ乗り越えていくこと、そして、本協議会が一翼を担っていくことを期待してやみません。
本協議会には細胞培養食品の市場化と社会受容に熱意を持って取り組んできた企業、団体に参画していただいております。この協議会の活動を通じて、それぞれの領域における強みを活かして、課題の解決に向けて力強く進んでいくことを期待しておりますし、私としてもできる限り力を尽くしたいと考えております。
関係各位におかれましては、この誕生したばかりの協議会が取り組んでいく事業や活動について、ご理解、ご支援を賜ることを祈念し、私からのご挨拶とさせていただきます。
アクセス
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電車でお越しの場合
「大船」駅 (JR東海道本線 / JR横須賀線 / JR湘南新宿ライン / JR京浜東北・根岸線 / JR成田エクスプレス / 湘南モノレール) より
- バス(約20分)
- タクシー(約10分)
- 徒歩(約35分)
「藤沢」駅 (JR東海道本線 / 小田急江ノ島線 / 江ノ島電鉄) より
- バス(約15分)
- タクシー(約15分)
- 徒歩(約30分)
所在地
〒251-8555 神奈川県藤沢市村岡東2丁目26番地1 A31F-3111
協議会への入会について
当協議会に入会を希望される企業・団体は、下記の【入会のご案内】ページをご覧ください。
- お問い合わせ:
- info@craft-essen.com