【協議会のイベント】クラフトエッセン設立総会の開催
2025年2月18日、本協議会の設立総会が湘南ヘルスイノベーションパーク(略称「湘南iPark」、神奈川県藤沢市)で開催されました。
本協議会は、日本における細胞培養食品の社会受容と上市を実現するため、国内外の関連情報を収集し、消費者を始めとする関係者にわかりやすい形で情報を発信し、さらに、細胞培養食品の安全性や可能性について考えていくためのシンポジウムや勉強会を開催していきます。
来賓挨拶(農林水産省 村上真理子課長補佐)
本総会では、各界で高い技術力を持つ企業を中心に21の企業及び団体が一堂に会しました。
インテグリカルチャー株式会社の川島一公COO/CTOが開会した後、来賓として参加いただいた農林水産省の担当官を代表して 大臣官房 新事業・国際グループの村上真理子課長補佐より、本協議会に対する期待のお言葉を頂戴しました。
- 農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部 新事業・国際グループ 村上真理子課長補佐のご挨拶
技術力・知見ともに高いアカデミアの先生方や企業の皆様が集まり、協議会を立ち上げられるとのこと、大変嬉しく思います。
協議会には、食料安全保障のような社会課題の側面だけではなく、「未来の食」として楽しくて、明るいもので、人生を豊かにしてくれるような「食の価値」につながる取組となることを期待しています。また、細胞培養食品に関しては、まだ課題がありますが、このような未来への想いを消費者の方と共有していけるような取組みになることを願っております。
会長の選任(東京女子医科大学 清水達也教授)
その後、議事に入り、設立準備事務局から協議会の規約、事業計画及び予算案に関する説明があり、出席者によって承認され、協議会が設立されました。
続いて、役員の選任に移り、東京女子医科大学 先端生命医科学研究所の清水 達也 所長・教授が会長に選任された後、就任の挨拶がありました。
- 清水達也会長からのメッセージ
日本でもようやく細胞培養食品の開発が進み、実際の製品を並べながら一般の方々に説明できる、社会受容を検討するフェイズに来ました。
この協議会では、そういったところを特に力点を置いて、これから広がっていくであろう細胞培養食品の普及に向けて、一般の方のご理解とご期待を得られるように、細胞農業協会、細胞農業研究機構、バイオインダストリー協会等の関係団体、アカデミアと協力しながら、微力ながら頑張らせていただきます。
協議会の今後の活動(情報発信サイトの運用開始と勉強会の開催)
今月末を目途に、アヒル由来の細胞培養食品に関する理解醸成と社会受容を進めるため、消費者を始めとする関係者の皆様に正しく知っていただくための情報発信サイトの運用を開始します。
また、3月以降には細胞培養食品の安全性や可能性について検討を深めるための実践的な勉強会を開催し、会員間の知見を共有するとともに議論を深める場として提供します。
さらに、各界のステークホルダーとのコミュニケーションやシンポジウムの開催などにも順次取り組み、細胞培養食品の社会受容、さらには持続可能な社会の実現に寄与していく活動を展開して参ります。
【本件に関する問い合わせ先】
クラフトエッセン協議会 事務局
担当:波多野
Email:info@craft-essen.com