協議会の最新情報
・シンポジウムのレポート
news & reports
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第2回勉強会にて、クラフトエッセンを素材とした試作品開発と上市時の販売戦略について議論しました!
2025年6月27日、協議会の第2回勉強会「クラフトエッセンの試作品開発のリアル 」を開催しました。今回は、特別ゲストとして、今年2月に開催した官能評価会のレストランメニューの試作品開発に取り組んだレストラン事業者様、さらに、日頃からお世話になっている省庁の担当者様をお迎えし、前半は協議会事務局長の藁田講師による「基調講演」、後半はレストラン事業者を交えたフリーディスカッションの二部構成で行われました。■ 講演会資料の抜粋:試作品の開発と官能評価会の開催 ■基調講演では、藁田講師からクラフトエッセンを用いた試作品開発の経緯やレストランでの提供を想定したプロモーションの事例が紹介されるとともに、加工食品を展開する場合の表示問題や「ノベルフード(新規食品)」に特有の対応など、上市に向けて予想される様々な課題に関するリアルな説明がありました。後半のセッションでは、冒頭、レストラン事業者より、今回の試作品開発のポイントやレストラン事業者から見たクラフトエッセンの食材としての可能性、さらに、今後の事業展開のイメージが紹介されました。フリーディスカッションでは、細胞培養食品のビーガン食やハラル食としての可能性やインバウンド需要を狙う際のポイント、さらに、提供する料理の種類、顧客層のイメージやPRの仕方など、実際に試作品を開発し、国内外のお客様と日々接しているからこそ描ける世界を見せていただき、会場は大いに盛り上がりました。【本件に関する問い合わせ先】クラフトエッセン協議会 事務局 担当:波多野 Email:info@craft-essen.com
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協議会の第1回勉強会を開催、活発な議論で盛り上がりました!
2025年5月12日、都内の会議室において、クラフトエッセン協議会として初めての勉強会を開催いたしました。記念すべき勉強会のテーマは、「細胞培養食品の安全性確認の現況と今後の取組み方向」、対面とオンラインの参加を合わせて30名以上の方が参加し、家きん細胞培養食品「クラフトエッセン」の安全性確認や日本初の上市に向けた今後の取組方向に関して、質疑の時間が足りないくらい活発な議論が行われました。講演の様子(インテグリカルチャー株式会社の國政生産開発部長)勉強会は「講演」と「質疑応答」の二部構成で実施され、第一部では、藁田事務局長から、細胞培養食品の安全性確認プロセスに関する全体的な枠組みから具体的な食品表示に至るまで、クラフトエッセンの上市に向けた実践的な内容で講演していただきました。続いて、インテグリカルチャー株式会社の國政生産開発部長が登壇し、同社の細胞培養食品の生産ラインを踏まえた安全性確認の現状と消費者庁への申請を前提とした今後の取組みについて説明していただき、参加者全員で日本初の上市に向けた今後の方向性について具体的なレベルで共有しました。第二部の「質疑応答」では、安全性やリスクに対する製造事業者としての考え方から、技術開発者の視点による技術的なポイントに至るまで、幅広い内容が取り上げられました。予定時間を超えるほどの活発な議論が展開され、参加者の高い関心がうかがえる会となりました。勉強会の最後には、清水会長より、「社会的受容性も踏まえつつ、日本としてできる限り合理的かつ科学的な議論を行い、細胞培養食品の未来に向けた突破口を開いていきましょう」との力強いメッセージが送られ、盛況のうちに第1回勉強会は終了しました。クラフトエッセン協議会では、会員の皆様とともに、家きん細胞培養食品「クラフトエッセン」の安全性や可能性について検討を深め、社会受容と社会実装を実現するため、今後も実践的な勉強会を企画してまいります。【本件に関する問い合わせ先】クラフトエッセン協議会 事務局 担当:波多野Email:info@craft-essen.com